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デザイングループの朝

2025/07/24 [THU.] By NABE
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こんにちはワタナベです。

私は普段デザイングループのリーダーという役割を担っております。 


これまでの人生振り返ってみても、部活でもサークルでもリーダーというポジションについたこともなく、人についていく、人の影に隠れて目立ちたくない、私はそんな人間であります。

なので、お察しの通り、苦悶・反省の毎日。。 

とあるクライアントの社長から言われた「ナベちゃん。死ぬまで成長ですよ。(自分が何歳だろうとその気があれば死ぬまで一生、成長や変化し続けられる)」これを胸に刻み、日々踏ん張っています。


中高年のボヤキはさておき、 本題に。

デザイングループは今現在、私を含めて5人(オンデマンド事業部リーダー兼私の心の友KG氏も含めると6人)で構成されています。


そんなデザイングループの朝は朝礼という名の雑談!?から始まります。 

「朝から雑談?くっちゃべってねーで仕事しろよ!」と他部署から聞こえてきそうですが、一応、明確な意図を持ってやっています。(もう3年くらい続いているのかな。)


今回のブログではその雑談朝礼をちょこっと紹介させてください。 





朝礼のはじまり

―そもそも朝礼自体やってなかったんですけども


朝礼のはじまり


もともとファーストでは朝礼をする習慣はなく、
開発スタッフは10時までに出社して各々その日の仕事に取り掛かるのが日常でしたが、 


・社内コミュニケーションの促進、個々の話す力をもっと伸ばしたい 

・とりあえず各部署で朝礼やってみては? 

と、いつぞやの社内会議で意見が挙がったのがきっかけです。


ただ、朝礼すると言っても、仕事や案件の進捗だけやったらしんみりしそうやしなぁ、、 

私自身、朝からみんなのテンション上げられるムードメーカーでもないし。。。

ハイテンションで「ヤッホー!みんな元気?今日も一日ガンバロー!」なんて、Eテレの歌のお兄さんみたいにできやんしな~。そんなキャラじゃねえし。仮に頑張ってそんなキャラになろうとしても、痛々しく寒い自分しか想像できやんし。。(ウチの社長はそんなムードメイクできそうなタイプで羨ましいですが) 


 そこで考えて加えたのが雑談でした。 


私自身が口下手・話下手というのもあり、その訓練になればくらいの発想で、 あとは、 よくある1分間スピーチとかだとハードル上がってプレッシャーになるし、軽く雑談して一日がスタートしたらみんなの気持ちもちょっとほぐれて仕事に入れる(モチベーションちょっとでも上がる)かなぁ。 とか、

コミュニケーション能力や言語化能力、雑談力ってデザイナーにも必須やし、こういう機会を設けたら他のメンバーにもプラスになるかなぁ。 とか、 

私が普段仕事しているフロアは割と雑音が少なく集中できる環境のため、ちょっと雑談するにも周りに気を遣うし、それならいっそのこと雑談できる時間(毎日10分程度)を作っちゃえ。

etc.. 

色々と理由を並べましたが、まあなんか効果はあるやろ、というノリです。 





雑談朝礼の効果

―結構あるみたい。信じるか信じないかはアナタ次第。


雑談朝礼の効果

 

あらためて調べてみると朝礼で雑談を導入している会社も結構あり、色々な人がその効果を紹介しています。 


・コミュニケーションの活性化
仕事以外の話題で会話することで、社員同士の距離が縮まり、気軽にコミュニケーションを取りやすくなります。 


・心理的安全性の向上

雑談を通して、社員同士が互いの人間性を知ることで、心理的なハードルが低くなり、意見交換や情報共有が活発になります。 


 ・モチベーション向上 

雑談で気分がリフレッシュし、仕事へのモチベーションを高める効果もあります。 


 ・ストレス軽減 

雑談でストレスを発散し、リラックスして仕事に取り組むことができます。 


 ・情報共有の促進 

雑談で業務に役立つ情報やアイデアが自然と共有されることもあります。

 →確かに、自分の知らないジャンルや興味のない分野についても知れたり、興味を持つきっかけになったりする 。


 ・組織の活性化 

社員同士のつながりが深まり、チームワークが向上することで、組織全体の活性化につながります。


実際の効果はどうなんやろ? (メンバーの皆さんは感じているかはわかりませんが、) 

 「仕事する時間がもったいない、時間の無駄!」 という声が上がってきたらやめようかと思っていましたが、 今の所そこまで否定的な意見も出ていないので継続中です。





どんなルールでやっている? 

―とりあえずゆる~くやってます


とりあえずゆるーく。写真はイメージです。本人ではありません。


□1日1トピック(当番制)

日ごとに持ち回りで何かトピックを挙げてもらい、それについて話をしてもらう。みんなで広げる。 


□トピックはなんでもいい

昨日食べた夕飯でも、週末出かけた場所でも、好きな番組や音楽、子供のころの話でもどんなことでもOK。 


はじめてしばらくすると、トピックを捻り出すのもしんどくなり、 ネタ切れになってきたり、、 慣れないうちは「なんか出さな。なんか出さな。」と固まってしまいそうなことも。。





救世主現る!? 

―もうネタ切れ!?そんな時


救世主現る!?


Oさん提案のガムトーク(角刈書店)なるツール。


朝礼でトピックが思いつかない時の補助として導入提案してくれました。

中を開けるとカードの束が入っており、1~6のナンバーが入った面と6つのお題が書いてある面で構成されています。


ガムトーク


会話のきっかけを作ることを目的としたカードゲームで、正式なルールは下記の通りです。

①適当なカードを箱から1枚引く

②箱の中の一番上のカードに書かれた数字を見る

③カードを引いた人が数字に該当したお題の話する 

話にオチがなくても大丈夫。話終わったら「良い話や」とみんなで言ってあげてください。場が和み会話が弾みます。 (角刈書店公式サイトより) 


たまに難易度の高そうなお題が紛れています。


ガムトーク1枚


これはこれで皆でどうやって広げればええねん!というツッコミで和んだり和まなかったり。

特に自分で挙げるトピックがないときはこれに頼っています。






語らいあう毎日。日はまた昇り繰り返す。

―実際どんなトピックがあがった?(一部抜粋)


トピックイメージ


雑談朝礼を始めて3年ほど経ちましたが、色々と話をしたもんだ。

出てきたトピックを一部挙げてみると、、


■週末ミュシャ展行ってきたんやけど、最近どう?展示会いってるぅ? 

■家庭菜園はまってるんやけど、なんかオススメない?

■社員番号(→エンジェルナンバー)の話

■熊の事件の話

■やってみたかった習い事の話

■身内から影響を受けた話

■10年勤続特別休暇で奄美大島旅行に行った話

■パッケージの話(CDジャケ買い)

■お祭りの話

■住むところの話

■花見の話

■雑談力ってどうやってつけたらいいの?

■オススメゲームの話

■同窓会の話

■母親が心霊系Youtuberの動画にはまっている話

■GWなんかする?

■アイスクリームの話

■今、マイヘアイズバッドにはまってますねん。他なんかオススメあらへん?

■ブラタモリ観た?鈴鹿に来とったね。伊勢路の面白さについて語るの巻。

■寿司ネタやったら何が好き?私はハマチ。みんなは?

■10歳の時の話(ガムトークより)
■ナーフの話(ガムトークより)

■学生時代なんのアルバイトしとった?おしえてちょ

■朝、筋トレ15分、朝風呂15分がルーティンなんやけど、みんななんかやっとる?

■一人暮らし時代、夜中3時知らない男数人が自分の部屋のドアをたたくという、ただただ怖い経験談

■一人暮らしがしたいけど、どういうところに注意したらええ?先輩達ちょっくら教えてや

■うどん・そばどっち派?オススメ蕎麦屋さん教えてください。

■新しいことをしない(チャレンジしない)と時間の経過が早く感じるらしいよ

■オアシスの再始動のニュース映像観て感動して泣いたけど、最近感動したことあります?

■ヒラパーに謎解きに行ってきた話。RED ROOMはマジオススメ。

■自分ら中学・高校(・大学)でどんな部活入ってた?ちょっと聞かせてや

■イオンでたまたまSWITCH2が買えちゃった話

■ギターを買った話

■土用の丑の日うなぎ食べた?

■東京に行ってきた話・築地の話

etc...


こうやって思い出してトピックを挙げるだけでも、 あらためて掘り下げて聞いてみたいことたくさんあるなぁ。 


あまり話を広げられず、5分足らずでしっとり終わっていくこともあるけど、時には話が盛り上がって気が付いたら20~30分経っていたってことも。。。


私自身、ちーっともしゃべりは上手くなりませんし、雑談力も話を広げる力もまだまだ課題が残りますが、雑談朝礼の効果は感じています。世代や性別も異なる者同士の雑談は、仲いい同士の気楽な雑談にはない、ちょっとした緊張感もあって程よく訓練になっている気もします。


飲みに行ったり、一緒に食事しなくても、 お互いのバックボーンを共有できたり、興味・関心・人となりを知ることができたり、自分のまったく知らない分野に興味を持てたり、デザイナーとしてだけじゃなく人としても視野が広げられる気すらしています。


そんなわけで今日もデザイングループの朝は雑談から始まるのでした。




[参考記事]





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